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- ・新生活で自炊を始めたいけど、どんなコンロを買えばいいの?
・魚焼きグリルって必要…?
・ガスとIH、賃貸ならどっちがいいんだろう?
賃貸アパートに引っ越す人や、一人暮らしを始める人が、キッチンまわりで悩むのがガスコンロ選びです。
実際、ガスコンロの種類はとても多く、どれを買うか悩んでしまうと思います。

とりあえず安いやつにしようかなって思ってるんですが…

安さで選ぶのではなく、自炊を快適にする機能があるか、で選びましょう。
私もガス会社に勤務し、200件以上のガスコンロの販売、相談に関わってきましたが、安さだけで選んでガスコンロをあまり活用できていない人は多いです。
結論から言うと、賃貸で自炊したい人が選ぶべきガスコンロの条件はこの2つです。
自炊におすすめのコンロの条件
・両面焼きグリル
・調理機能付き
ただしアパートによっては、どんなコンロでも使えるわけではないため、購入前にアパートの管理会社に確認しておくべき項目があります。
そして賃貸アパートで自炊するなら、 IHよりもガスコンロのほうがおすすめです。
この記事を読めば、
・自炊におすすめのガスコンロの条件
・管理会社に確認する項目
・ガスとIHの違い
がわかります。
なお、本記事ではキッチンに置いてホースで接続する、据置型コンロ(テーブルコンロ)タイプを前提に解説しています。

「とりあえず安いやつ」を買って失敗したくない人は、ぜひ最後まで読んでください。
自炊におすすめのガスコンロの条件
両面焼きグリル


グリルって汚れるイメージなので、正直あまり使いたくないです…

それはもったいない!
グリル専用プレートなら、ふた付きでグリル内を汚さず使えるし、”ミニオーブン”としても活用できます!
魚焼きグリルには
- ・片面焼き
・両面焼き
の2種類がありますが、自炊するなら両面焼きグリル一択です。
理由は3つです。
・魚を焼く時間が短い
・魚以外の料理にも使える
・グリル専用プレートを使えば掃除がラクになる
魚を焼く時間が短い

両面焼きは上下から同時に加熱します。
魚を入れてスイッチを入れたら、あとは待つだけ。
片面焼きのように、魚をひっくり返す手間や、魚が崩れるリスクもなく、半分ほどの時間で焼きあがります。
魚以外の料理にも使える

両面焼きグリルは、グリル専用プレートが使えます。
グリル専用プレート(メーカー別)
・ココットプレート(リンナイ)
・ラ・クックグラン(パロマ)

こういったグリル専用プレートに食材を入れて、
・鶏肉のグリル
・トースト
・フライのあたため
など、ミニオーブン感覚で料理ができます。
肉や野菜もしっかり焼けますし、トーストやフライもカリッと仕上がります。

魚はあまり焼かないし、いらないかな?と思ってましたが、便利そうですね!

両面焼きグリルはオーブン代わりの使い方ができます!
さらに便利なのが、グリルのオート機能。
魚やトーストを自動でいい感じに焼き上げてくれる機能です(詳しくは後の章で解説します)。
グリル専用プレートを使えば掃除がラクになる

グリル専用プレートはふた付きなので、グリルの庫内がほとんど汚れません。
また、プレート自体はフライパンと同じ感覚で洗えるのでラクです。

ふたをすればグリルのキレイさを保てそうですね!
片面焼きやグリルなしを選ぶと…

片面焼きグリルはコンロ本体は安いですが、ひっくり返す手間が面倒で、だんだん使わなくなりがちです。
グリルなしのコンロだと、魚を焼くなら別の手段が必要になりますし、トースター代わりに活用することもできません。

両面焼きのグリルがあれば、家電の数を減らすこともできます。
ガスコンロを活用して家電を減らすことについては、「ガスコンロで代用可能!一人暮らしは炊飯器もトースターもいらない」の記事で詳しく解説しています。
調理機能付き
自炊するなら、調理機能がついたモデルを選ぶのがおすすめです。
火加減や時間をコンロに任せることができて、付きっきりで見ていなくてもいいからです。
ここでは、自炊に役立つ機能を5つ紹介します。
グリルのオート機能

グリルのオート機能付きのモデルなら、魚やトーストをグリルに入れてボタンを押すだけで、いい感じに焼き上げてくれます。
- グリルオート機能のメニュー例
- 焼き魚:切り身、干物、姿焼きなど、メニューを選ぶだけ
トースト:ちょうどいい焼き加減で自動ストップ ※据置型コンロはリンナイのみ
あたため:フライをカリッとあたため直す ※据置型コンロはリンナイのみ

『そろそろかな…?』ってコンロの前に張り付かなくていいんですね。

放っておける時間が増えるから、その間にみそ汁を温めたり、他のことができます。
自動炊飯機能

自動炊飯機能が付いているモデルは、普通の鍋を使ってご飯が炊けます。
ボタン一つで、火加減~蒸らしまで自動でコントロールしてくれて、25分くらいで炊けます。※給水時間を除く
一人暮らしの場合、毎日は炊かない、炊飯器を置くスペースがないという人には、炊飯器を買わない選択肢も現実的になります。

炊飯器1台が減らせるなら、キッチンもスッキリしますね。

しかも直火炊きなので、ふっくらおいしいご飯になりますよ。
ガスコンロでの炊飯の方法は「ガスコンロで自動炊飯」で解説しています。
湯沸かし機能

お湯を沸かす頻度が高いなら、湯沸かし機能もかなり便利です。
やかんや鍋を火にかけてボタンを押すと、お湯が沸騰したタイミングでコンロが自動消火。
「あっ、火止めるの忘れてた!」が防げるという安心感があります。
麺ゆで、コーヒーなど、何かとお湯を沸かすことは多いので、出番が多い機能です。
タイマー機能

タイマー機能を使えば、「何分たったか」をコンロが計ってくれます。
「パスタを7分」「トーストを3分」という場面で使用し、時間がきたら自動で消火します。
「煮物を火にかけたまま、食器を洗いたい」なんていうとき、「〇分たったら自動で消火」は助かります。

スマホのタイマーでも同じ?

スマホが鳴っても、火は消えません。
火まで消してくれるのがタイマー機能の価値です。
温度調節機能(揚げ物がラクになる)

揚げ物をするなら、温度調節機能はかなりおすすめです。
160℃、180℃、200℃といった温度を設定しておけば、火力を自動調節して温度を維持してくれるので、フライが焦げてしまうような失敗がなくなります。
・唐揚げ
・コロッケ
・天ぷら
など、揚げ物が好きな人にメリットが大きい機能です。
料理初心者にこそ調理機能付きがおすすめ
まとめると、調理機能は「火の番をコンロに任せて、その分自分はラクをする」装置と言えます。
特にまだ料理に慣れていない人ほど、「焦がした」「煮詰めすぎた」「吹きこぼした」といった失敗を減らせるので、メリットが大きいです。

料理に慣れていない人こそ使うべき機能ってことですね。
天板のタイプを決める


正直、ガスコンロって掃除がめんどくさそうで…

だからこそ、拭き掃除しやすい天板のタイプを選ぶのがおすすめです。
ガスコンロを選ぶ上で決めないといけないのが、天板のタイプです。
天板とはガスコンロ本体の上面部分を指します。
拭きやすさや見た目のキレイさは、ガラストップとガラスコートが優れています。
各素材の特徴
天板素材の主な種類は以下の3つです。
- ・ガラストップ
・ガラスコート
・ホーロー
ガラストップ

強化ガラス製の天板です。
据置型コンロではリンナイのみラインナップ。
見た目が美しく高級感があり、硬いものでこすっても傷つきません。
油汚れもスッと落ちます。
デメリットは価格が高いことと、強い衝撃を与えると割れてしまう可能性があることです。
ガラスコート

- ガラスコート天板(メーカー別)
- ・パールクリスタル(リンナイ)
・ハイパーガラスコート(パロマ)
ホーロー鋼板の上にガラスコートをかけた艶のあるタイプ。
ガラストップ同様、汚れが落ちやすく、傷に強いです。
透明感や美しさはガラストップに劣りますが、割れる心配がなく、価格も抑えられて、実用性とコスパのバランスに優れています。
ホーロー

- ホーロー天板(メーカー別)
- ・クリスタルコート(リンナイ)
・プラチナカラートップ(パロマ)
ホーロー素材に光沢を加えた天板です。
ガラストップやガラスコートに比べ、価格が安いのがメリット。
ただし、長く使うと傷がついていきます。
おすすめはガラスコート

自炊を続けていくなら、天板はガラスコートタイプがおすすめです。
表面がツルッとしていて、油はねや吹きこぼれがサッと一拭きでキレイになります。
強くこすっても傷つかないため、焦げ付きも落としやすく、掃除がしやすいです。
ガラストップと比べると価格が安いところもメリット。

拭きやすいなら、毎日気持ちよく使えそうですね!

キレイが維持しやすいと、『また料理しよう』という気持ちにもなりますからね。
コンロを買う前に管理会社に確認する項目

コンロのイメージは固まってきました。
さっそく注文しますね!

ちょっと待って!
買う前に必ず確認するべきことがあります。
入居するアパートの条件を確認せず、コンロを購入するのは避けましょう。
いくら良いコンロを選んでも、そもそも設置できなければ意味がありません。
コンロを買う前に、必ず管理会社やオーナーに次のポイントを確認しましょう。
管理会社への確認項目
・ガス種(都市ガスかLPガスか)
・コンロと壁の位置関係(左か右か)
・設置場所の幅は60cmあるか?
ガス種
ガスコンロ購入前に、管理会社やオーナーにガス種を確認してください。
都市ガスか、LPガスか

ガスには以下の2種類があり、物件によって使われているガスは異なります。
・都市ガス(12A・13A)
・LPガス(プロパンガス)
ガスコンロもどちらかのガス専用で作られており、ガス種を間違えると火が正常に燃えず、不完全燃焼につながります。
必ずガス種の適合するガスコンロを購入しましょう。
ゴムホースも用意しよう

コンロの接続に必要なゴムホースも、都市ガス用、LPガス用でホースの仕様や色が違うので、正しいものを購入しましょう。
- ゴムホースの色
- 都市ガス用:白色
- LPガス用:オレンジ色
パッケージに「都市ガス用」「LPガス用」と書いてあるので、よく確認しましょう。
長さは0.5mで足りるケースがほとんどです。
ガスコンロとホースの接続方法については、「ガスコンロを自分で設置する方法~ホースの付け方・外し方まで解説」の記事で詳しく解説しています。
心配なら、ガス会社にホースの用意から接続までお願いするのも手です。※別途手数料がかかる可能性があります。
ガス種が違うコンロを購入してしまったら…
もしガス種が違うコンロを買ってしまった場合でも、メーカーのサービスに依頼すれば、ガスコンロのガス種の変更(部品交換)が可能です。
ただし、出張費込みで 2万〜3万円前後の費用がかかるため、できれば避けたいミスです。
コンロと壁の位置関係
ガスコンロに近い壁が右なのか、左なのかを確認しておく必要があります。
強火力バーナーの位置を決めるためです。
強火力バーナーの位置を決める

据置型コンロは、左右どちらかが強火力のバーナーになります。
理想は、壁と反対側のバーナーを強火力にすること。
壁側が強火力になると、壁が焦げたり変色したりするリスクがあり、おすすめしません。
コンロの型番の末尾で、強火力が左右どちらのコンロなのか確認できます。
型番末尾「R」:右強火力
型番末尾「L」:左強火力

またネットで購入する際は、必ず「都市ガス」or「プロパンガス(LPガス)」に加えて、「左強火」or「右強火」を正しく選択して注文しましょう。

強火力バーナーの位置が逆のコンロを使う場合
メーカーのサービスに頼んでも左右の強火力を入れ替えてもらうことはできません。
壁側が強火力になってしまう場合は、防熱板を設置するなどして対応してください。
設置スペースの幅は60cmあるか?

設置スペースの幅が60cmあるか、確認しましょう。
据置型コンロのサイズは主に2種類です。
・幅59cm(標準)
・幅56cm(コンパクトタイプ)

設置スペースの幅が60cmあれば、幅59cmの標準タイプが置けますが、古い物件だと設置スペースがせまく、幅56cmのコンパクトタイプか、場合によっては1口コンロしか入らないということもあります。
残念ながら幅56cmのコンパクトタイプには両面焼き、調理機能を搭載したモデルはありません。
管理会社にガスコンロの設置スペースの幅を確認するか、可能なら内見の時などにメジャーで測っておきましょう。

いいコンロを買ったのに、『スペースがせまくて置けない…』は避けたいですね

スペースの実寸を測って60cmあれば安心です!
ガス vs IH


ガスとIHってどっちが良いんでしょうか?

しっかり料理したいなら、ガスコンロがおすすめです!
賃貸アパートで、自炊したい人にはガスコンロのほうが向いています。
IHは掃除のラクさが魅力ですが、料理の幅や同時進行のしやすさはガスが上だからです。
| ガスコンロ | IH | |
| メリット | ・グリルも使えば、実質3口で同時進行できる ・フライパンを振るような炒め物や中華料理も作りやすい | ・天板がフラットで、拭き掃除がラク ・火が出ないため、衣類などへの引火の心配が少ない |
| デメリット | ・ごとくやバーナーがあり、IHより掃除にひと手間かかる ・本体の価格は卓上IHよりも高い傾向 | ・アパート向けの卓上IHはグリルがない ・アパート向けの卓上IHは火力が弱い |
また、光熱費についてはガスとIHで大きな差はありません。
ガス vs IH ポイント
・料理の幅、効率はガスが上
・掃除はIHのほうがラク
・光熱費はガスとIHで大きな差はない
料理の幅、効率はガスが上

ガスコンロの強みは調理性能です。
強火調理ができ、フライパンを振るような炒め物にも対応できます。
さらに2口+グリルも同時に使えるため、料理の同時進行がしやすく、快適に料理ができます。

フライパンを振ったり、グリルも同時進行できたり、ガスのほうが料理はしやすそうですね!
掃除はIHのほうがラク

一方、IHの強みは掃除のラクさです。
天板がフラットなので、調理後にサッと拭くだけ。
ごとくやバーナーの掃除がない点は、IHならではのメリットです。

IHは掃除しやすいですが、ガスコンロでも天板がガラス系のタイプなら、拭きやすいです。
光熱費はガスとIHとで大きな差はない


ガス料金って高いイメージがあるんですが…

実はガスコンロとIHの光熱費はそれほど差がありません。
それぞれの光熱費の試算を見てみましょう。

賃貸アパートで多く使われるIHの出力1,400Wのヒーターで1日1時間×30日調理した場合を基準に、熱量換算をおこない、 IH・都市ガス・LPガスの光熱費を比較します。
- 1か月の光熱費(1日1時間 × 30日)
- IHの場合→ 約1,283円/月
都市ガスの場合 → 約1,071円/月
LPガスの場合 → 約1,657円/月
※2025年12月時点の全国平均単価を用いたモデルケースとします。(出典:石油連盟│1kWhあたりのエネルギー別単価比較!!)
都市ガスが一番安いという結果ですが、それぞれ月に数百円の差です。

思っていたより差はないですね。

そうなんです。
なので光熱費よりも、使いやすさを重視したほうが後悔しにくいですよ!
では、なぜ「ガスは高い」という印象が強いのでしょうか。
原因のほとんどは、コンロではなくお湯(お風呂とシャワー)です。

ガス給湯器が使うガスの量は、ガスコンロ1口の8倍〜10倍にもなります。
シャワーの出しっぱなしなどに気を付け、お湯を使い過ぎないようにすれば、ガス料金は削減することが可能です。
光熱費を含めたガスコンロとIHの比較については、「【一人暮らし】ガスとIHどっちがいい?使いやすさと光熱費を徹底比較!」の記事で詳しく解説しています。
賃貸ならIHよりガスがおすすめ!
炒め物やグリルでの調理など、いろいろやりたいという人は、賃貸アパートではIHよりもガスコンロを選んだほうが自炊がしやすいです。
光熱費についても心配せず、「使いやすさ」や「自分の料理スタイル」で選ぶのが正解です。

掃除のラクさならIH、料理の幅と楽しさならガスです!
まとめ
最後に、賃貸のガスコンロ選びに失敗しないためのポイントをまとめます。
自炊するなら、以下の条件を満たしたコンロを選びましょう。
自炊におすすめのコンロの条件
・両面焼きグリル
・調理機能付き
この2つがあれば、快適に自炊できるコンロになります。
ガスコンロを購入する前に、管理会社へ確認する項目も重要です。
管理会社への確認項目
・ガス種(都市ガスかLPガスか)
・コンロと壁の位置関係(左か右か)
・設置スペースの幅は60cmあるか?
ここを押さえておけば、コンロを買ったのに使えないという失敗は防げます。
また、ガスとIHを比較するとポイントは次の通りです。
ガス vs IH ポイント
・料理の幅、効率はガスが上
・掃除はIHのほうがラク
・光熱費はガスとIHで大きな差はない
IHは掃除はラクですが、料理の自由度や楽しさはガスが上。
賃貸で自炊するなら、IHよりもガスコンロがおすすめです。
光熱費も都市ガスはIHより安いことが多く、LPガスでもIHより月に数百円高いだけなので、過度に心配する必要はありません。
ガスコンロの選び方で自炊の快適さは大きく変わります。
ぜひ今回のポイントを押さえつつ、自分の料理のスタイルやアパートの条件に合わせて、ぴったりのガスコンロを選んでみてください。

自分に合ったガスコンロを選べば、自炊が楽しめそうな気がしてきました!
賃貸での自炊におすすめのガスコンロについては、こちらの記事で紹介しています。